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2008-09-17(Wed)

第88回新囲碁ボケ講評

第88回新囲碁ボケ講評

お題
「○○(動物)と碁を打ちました」
「どうなりました?」
「・・・」
 
今回のお題は、ありえない設定だったためか、なかなか難しかったようですね。投稿が伸びなくて、ちょっと胃の痛い思いをしました(苦笑)。絶対出てきそうな動物がなかなか出てこない。例えば臭いスカンクに賢いイルカ、化ける狸でしょ、網を張りそうな蜘蛛、腹のポケットに何かを隠していそうなカンガルーや、痛そうなハリネズミにヤマアラシ、囲碁用語にある「烏鷺」、「狸の腹づつみ」、「高川はタヌキだ」、「イタチの腹ヅケ」に「馬の顔」、白黒系のシマウマにパンダ(ネット)・・・。攻められると体を丸めるアルマジロとか、都合の悪い石を長い鼻で盤上から吸い込んでしまう象など、いろいろ使えそうな動物がいるんですが・・・。まず、動物への関心が薄いということがありますね。確かに今の時代、こどもと動物園にでも行かない限り、動物は「テレビで見るだけのもの」になってしまっているようです。実際、ムツゴロウさんのように動物とじゃれあったりすれば、臭い思いもするし、噛まれて痛いこともあるでしょう。間近で聞く鳴き声はテレビとは臨場感が違うでしょうし、蹴られたり、締められたり(笑)・・・、五感で体験することはやはり大切だと思います。それでもみなさんいろいろと想像力を発揮して下さいました。終盤に連続爆撃もあり、投稿は合計で45本となりました。今回も、いくつかの系統に分類して味わってまいりましょう。


猛獣系

ゆうすけさん
「チーターと碁を打ちました」
「でどうなりました??」
「足が早くて参りました」 

足早な布石に、逃げ足の速さ、文句なしですね。
 
asutoron(ヒツジ)さん
「黒ひょうと碁を打ちました」
「でどうなりました?」
「愚形を打つと、露骨に嫌な顔をされるので参りました」

なるほど「スタイリッシュな黒ひょう」相手に、愚形はいけませんね。

新米刑事さん
「和田アキ子と碁を打ちました。」
「どうなりました?」
「強制合宿&病院送りにされました。」

一応、ここへ分類してみましたが、芝居がかった猛獣的振る舞いもいいかもしれません。例えば、ですが・・・
「お寺で和田アキ子と碁を打ちました」
「どうなりました?」
「ヘッドロックされて、境内の鐘に頭からぶつけられました
♪あの鐘を~鳴らすのは~あな~た~♪・・・」


ムシ系

新米刑事さん
「蚊と碁を打ちました。」
「どうなりました。」
「いつの間にか加藤剛をムチでいじめていました。」

やや強引な感じがまたいいですね(笑)。剛さん、最近どうされているんでしょう?

郷禄介(虎)さん
「虫と碁を打ちました」
「どうなりました?」
「シーー( ̄、 ̄*)ーーン」
「(;`O´)o無視するな!!」

「貫禄ある働き者=虎」の郷禄介さん、お得意の顔文字でシンプルにキメました。キレがあります。

nipparatさん
「ハエと碁を打ちました。」
「どうなりました。」
高川先生「対局相手を殺してしまった・・・」

やはり時には力の強さも見せないと、ということですね。本因坊時代に「高川のパンチではハエも殺せない」と揶揄されたのを受けて、木谷九段との七番勝負の舞台でハエを殺したのは有名な話。

nipparatさん
「シロアリと碁を打ちました」
「どうなりました?」
「敵さんも囲碁愛好家のようで碁盤は無事でしたが、対局が終わると家が消えてました。」

トイレに立つフリしてかじってたんですねー。爛柯山での出来事のような不思議な時間感覚のボケで、余韻がありますね。

asutoronさん
「ムカデと碁を打ちました」
「でどうなりました?」
「気を抜いていると、余った手でくすぐられるので油断なりません」

いかにもで可笑しいですね。碁のほうは二線を這う棋風でしょうか?シチョウに抱えてもスルスルと逃げられそうですが。


ゆるキャラ系

ゆうすけさん
「猫と碁を打ちました。」
「でどうなりました??」
「ひこにゃんと 思って打ったら ひこ坂にゃん で参りました」

そらあ九段ですから強いに決まっています。もしコウができたなら、是非「ボクの取り番?」と訊いて、動揺を誘いましょう(ゆうすけさん、お若いからわかるかなあ?)。

nipparatさん
「白熊と碁を打ちました。」
「どうなりました。」
「冷房の温度で揉めに揉めました。」

日立のエアコン「しろくまくん」というのがありましたね。揉めに揉め、とありますが、白熊に揉まれるんですから命がけです(笑)。せめて氷柱くらいで妥協してくれればいいですが。


白黒系

かものはし☆さん
「カラスと碁を打ちました」
「どうなりました?」
「黒命と強固に主張して、絶対、白を持たないんですよ」

烏鷺ですからねー、ところで「カモノハシ」は、いったいどんな碁を打つのか、知りたいですね。

kyonchnさん
ルール違反ではない
「101匹わんちゃんと碁を打ちました」
「で、どうなりました?」
「あいつらずるいですよ。定石の変化を体に書いてカンニングしてやがった。」

なるほど体を張った定石事典ですか、呉清源先生も「定石は50~70位覚えておればよく、あとは自由な発想で楽しく打ってください」とおっしゃっていますから、101匹なら十分ですね。できれば系統別に整列してくれれば申し分ありません。ただ、相手にも見られちゃいますね。

ほうきゅうさん
「ゴキブリ野郎と碁を打ちました。」
「どうなりました?」
「白を持つと勝てません。
       何か、動くんですよ」

必勝法をお教えしましょう。対局前に、碁盤を拭き清めるフリをして、盤面に「ゴキブリホイホイ」の粘着剤を塗りたくっておくんです。ほら、もう動けないでしょう(微笑)。でもコウになったら大変ですね。


うるさい!系

nipparatさん
「ねずみと碁を打ちました。」
「どうなりました。」
「私の後ろどころか、碁盤の周りをクルクル回り続けてね。マナーが悪いよとチュー意したよ。はは。」

県代表の方に申し上げるのもなんなんですが、序盤の考え方として、模様は張らせないほうが無難です。ねずみって、チュー盤の空チュー戦が強そうですから。「トホホ」的味付けの「はは。」もいい感じです。

kyonchnさん
「キングギドラと碁を打ちました。」
「どうなりました?」
「他の頭がうるさいので麻雀にしました。」

そのマージャンは3対1ということではないんですか?もし碁を打つときは細かい碁にしないほうがいいですよ、盤上のある点だけ「そこは5目と数えるんだ!」ってキング「地ドラ」を主張しそうですから。


グルメ系

nipparatさん
「名古屋コーチンと碁を打ちました。」
「どうなりました。」
「位負けしました。」

一行目で少し身構えてしまいましたが、コーチンを特にいじらずにくるとは意外でした(笑)。


知能系

ゆうすけさん
「チンパンジーと碁を打ちました。」
「でどうなりました??」
「99%好手で負けそうでしたが、最後の1%が『猿の一手』で何とか逆転勝ちでした。」

知能系でイルカが来ないかな、と思っていたんですが、チンパンジーに目をつけたのはすばらしい。遺伝子解析でわかったことですね。部分の塩基配列の差が全体の機能の差になるわけでもありませんから単純ではないのですが、なんといっても「猿の一手」がいいインパクトです。


インベーダー系

nipparatさん
「ウイルスと碁を打ちました。」
「どうなりました。」
「気づいたら俺の脳に中に入って来やがった。」

総裁はお医者さんですから、脳の治療ならレーザーだと思うでしょうが、今は便利なものがありますよ。とりあえずインストールしてみて下さい、『ウイルス・バスター2008』(TM)。


サバンナ系

かものはし☆さん
「キリンと碁を打ちました」
「どうなりました?」
「大局観がすばらしい」

盤面を真上から見渡せますからね。こんど対局のときに、ムチウチ症治療中の人みたいに、首にホックを付けてみましょうか。そして、相手のどんな小さなボヤキも聞き漏らさない耳も武器になるでしょう。

タコ系


kyonchn(ペガサス)さん

「タコと碁を打ちました。」
「でどうなりました?」
「四方八方から絡まれて大変でした」

タコの連作、まずは八本の足に注目です。カラミ戦法が得意のようですから、豆まき碁の岩本先生はもうタジタジかな?

kyonchnさん
「タコと碁を打ちました。」
「でどうなりました?」
「石が手から外れず難儀してました。」

吸盤に着目したのはさすが、究極のバカバカシ系です。コウになったらもう顔が真っ赤でしょうね。

kyonchnさん
「タコと碁を打ちました。」
「でどうなりました?」
「困りましたよ。白地に墨を吹いて自分の地だと主張するんです。」

白地というよりは白石でしょうか、蛸の得意技を活かした作品です。

kyonchnさん
「タコと碁を打ちました。」
「でどうなりました?」
「終盤に入るととたんに碁筍の中に入ってしまって出て来ません。すると漁師が来て持っていってしまった。」

蛸壺だったんですか(笑)。模様の中にもスルスルと入って来て居座られそうで、ちょっとイヤですね。場面転換が冴えたオチです。蛸を見事に料理されたkyonchnさんに拍手!

asutoronさん
「タコと碁を打ちました」
「でどうなりました?」
「さすがに辺の死活は完璧でした
 タコハチロー」

これはまず「タコ」を使おうとして「タコハチロウー」に至った、そして「タコハチロー」を連呼しているうちに「辺の死活」に辿りついたと見ますが、実際はどうだったんでしょう?隅の板八は知っていますが、辺もそういう呼び名があるんですか?基本死活を知らないもので・・・(爆)。

 
森のなか系

nipparatさん
ヨーダ先生「ナマケモノと打ちました。」
「どうなりました。」
ヨーダ先生「生きてるだけでナマケモノ。」

石を取られるのが嫌だといって、生きているだけでは地が足りなくなります。私もちょっと耳が痛いですね、「打ってるだけで、ナマケモノ」なもので(苦笑)。

かものはし☆さん
「カメレオンと碁を打ちました」
「どうなりました?」
「相手が何を考えているか
 すぐわかるので、楽勝でした。」

最初、カメレオンと来たので、長い舌が飛び出してくるのかと身構えたんですが、これは顔に出るタイプのネタですね。

asutoronさん
「キツツキと碁を打ちました」
「でどうなりました?」
「一局終わる頃には、碁盤が見事な彫像になっていました」

これはキツツキの特徴が活きている作品です。いったい何の像ができたのか、そこらあたりの洒落も効かせたいところです。

郷禄介さん
「クマさんと碁を打ちました」
「どうなりました?」
「序盤でリードしたのでスタコラサッサと逃げようとしたのですが、クマさんがあとからトコトコトッコとついてくるので大変でした。」
「で、勝ったの?」
「私の黒番半目負けかと思ったらクマさんが白い貝殻の落し物を拾ってくれたので半目勝つことが出来ました」
「へ~、クマさん優しいね」
「はい、お礼に歌ってあげました。♪ララララララララ~♪ララララララララ~」

森のなか系真打はやっぱり「くまさん」ですねー。歌詞に対局をうまく絡めています。ハマグリを使ったオチもすばらしい。


がぶり系

nipparatさん
「キングコブラと碁を打ちました。」
「どうなりました。」
「いきなり咬まれ、血清を探してる間に時間切れ負けになりました。」

ボケを忘れています、というか超えています。

asutoronさん
「スッポンと碁を打ちました」
「でどうなりました?」
「陳に噛み付こうとするので気が気ではありませんでした」

隙あらばがぶりですか、怖いですねー。


海洋系

 ゆうすけさん
「鰯と碁を打ちました」
「でどうなりました??」
「いわし君という6段の子でした。」

「いわし君」って、実在するのかな?ヘキサはわかりません(正直)、勘弁して下さいね、「運の芸」ってことで。

asutoronさん
「シロナガスクジラと碁を打ちました」
「でどうなりました?」
「ひと呑みにされました」

asutoronさん
「ちょうちんアンコウと碁を打ちました」
「でどうなりました?」
「暗闇でも平気です」

わかるんですが、呑み込まれたあと中で大暴れしたとか、二つの眼を見開いたとか、暗闇でなにが起きたのかとか、何かひとひねりか洒落かが欲しいところです。きっと囲碁ボケハイ状態だったんですね。

asutoronさん
「ウニと碁を打ちました」
「でどうなりました?」
「あまりにじれったいので、かち割って食べちゃいました」

ウニは食うのが一番、ハマ吸い付きでどうぞ。

nipparatさん
「サメと碁を打ちました。」
「どうなりました。」
「ヤツは意外とジョーズ」

なるほど、ジョーズなところがちょっと癪(シャーク)ですね。

nipparatさん
「大きなエイと打ちました」
「どうなりました」
「マンタされました」

造語系ですが、かなり強引です。どんなことされたんでしょう?造語系かと思ったんですが、マンタは「マッタされた」と言いたかったんですね。「マンタ」すれすれの衝撃的シーンが続出した世界アマの興奮がさめやらぬヘキサに、タイムリーなネタでしたね。

nipparatさん
「ウツボと碁を打ちました」
「どうなりました」
「いつの間にか(碁)でなく(ぼ)を打ってました」

ほのぼのバカバカシ系の作品。うつぼのトボケた顔を思い浮かべると妙に味わいが出てきます。


架空系

asutoronさん
「ペガサスと碁を打ちました」
「でどうなりました?」
「ひらめきは天才的でしたが、細かい碁に持ち込むと、とたんにやる気を無くしてしまいました」

「動物占い」ですねー。

asutoronさん
「ペガサスと打ちました」
「でどうなりました」
「あと一歩まで追い込んだのに、流星拳をお見舞いされて吹っ飛ばされました」

出典は聖闘士星矢のようなんですが、一秒間に80発ですから、秒読みも関係ないみたいですね。

asutoronさん
「ぴょん吉と碁を打ちました」
「でどうなりました?」
「相手は手も足もです、楽勝でした」

「ど根性がえる」ですね。手も足もでないかわりにひろしごと飛び跳ねますから結構厄介じゃないんですか?ところで空手8段の梅さんは碁も強いのかな?

asutoronさん
「フェニックスと碁を打ちました」
「でどうなりました?」
「何度でも生き返るので勝ち目はありません」

「不死鳥」ですからね。アマのみなさんは結構「不死鳥」でいらっしゃいます。

asutoronさん
「E.T.と碁を打ちました」
「でどうなりました?」
「好手連発されて惨敗しました」

asutoronさん
「ドラえもんと碁を打ちました」
「でどうなりました?」
「相手は碁石をつまめなかったので、勝負になりませんでした」

うーん、うーん、ですね(笑)。

郷禄介さん
「ガミラス星人と碁を打ちました」
「どうなりました?」
「我々は戦うべきではなかった・・・愛し合うべきだった!!(ToT)」

古代進の名セリフですね。こんなにピッタリハマるとは!

欧米かさん
「1つ目おばけと碁を打ちました。」
「でどうなりました?」
「目を1つあげて大石を生かしてしまい負けました。」

一つ目おばけ同士が手を取り合って生きるというのはどうでしょうか?

というわけで、皆さんの苦心の全45作品でした。各賞発表は21時ごろの予定です、お楽しみに。


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