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2009-02-09(Mon)

天空の対局場

静岡へ着くと、風もなくおだやかな晴天だった。

車で少し行くと、周りの建物を睥睨するかのようにそびえる、

老舗新聞社のタワーが見えてきた。

これから、nipparat氏の模範対局を拝見するのだ。

お相手はというと、超一流にして絶好調の、

張栩名人天元王座碁聖阿含桐山杯NHK杯選手権者である。


対局室は地上18階、まさに「天空の対局場」だ。

中央に対局席があり、その向こう側は全面ガラス張りで、

視界を遮る建物もなく、遠くの山々を望む、

まことに気持ちの良い空間だった。

私は手前の椅子にかけ、お二人の対局を至近距離で観ることが出来た。


中盤、黒は中央を勇躍ケイマし、丁寧な手順でシメツケ、

その背後に大模様を築く大作戦に出た。

長考した名人は扇子で軽く側頭部を二度叩いた。

この静岡県選手権者の華麗にしてタイトな打ち回し(山城九段談)は、

局後、名人から大絶賛を受けることになる。

 

白が下辺に構えたところで、黒は左辺をいきなりツメて局面が急展開を見せる。

碁盤の奥(黒から見ると左方)半分がめまぐるしく変化する。

名人のこめかみの血管がヒクヒクと脈打ち、頬、口元の筋肉が連動してゆく。

長考の後に放ったシノギのキリがさらに場面を険しくしていくように見えた。


やがて秒読みとなり、空気はさらに緊迫度を増した。

口元で小刻みに左手の指を動かしつつ、ヨセを打つnipparat氏。

静かに応える名人。

背景には、細長い雲がゆったりとたなびいている。

名人は緩やかに首をうねらせると、扇子を置いた。


しばらくして、両者の間に合意があり、ダメ詰めが進む。

作って白5目勝ち、言葉によるやや長めの感想が続いた。

両者が去ったあと、作られた盤面が、そのままの状態で残されていた

 
旅先での午後、そこの空気に触れていたためか、

碁とは、おもしろく、変わり、厳しく、そしてすばらしいものだと思った。

すばらしい時間を与えてくれた両対局者に感謝。

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theme : 囲碁
genre : 趣味・実用

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No title

pgさんのブログも拝見しましたが、手に汗握る展開だったようですね。
総裁には来年のリベンジを期待ですね。

asutoronさん

来年は東京からツアーを組みましょう。
はがきは100枚くらい出せば何とかなるでしょう。
宇太郎先生をめくりながら、ゴトンゴトンしませんか?
よろしければ、磁石碁盤も持って行きます。

No title

いいなぁ。。。
今年は教室の全員が外れてしまい見に行く事ができませんでした。

もう~、ちゃんと朝スバも見て、静岡新聞も購読しているのに~
次の日の新聞に、大きく記事が載っていました。
棋譜もすぐに載せろって思いました^^

もんちゃさん

はい、よかったです(笑)。

棋譜の掲載予定はわかりませんが、譜分けして一週間くらい盛り上げるつもりなのかもしれませんね。
総譜より楽かも♪。

次回はもっとたくさんはがきを出しましょう。
あたりますように。
大盤解説もいいけど、対局を生でみるのもお勧めです。
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